USB-Cハブの選び方|Macは「3画面対応」でも増えない罠と用途別の正解

USB-Cハブを前にMacとWindowsで結局どれを選べばいいか迷う様子と、現役Anker 8-in-1で用途別の答えを出すイメージ。Macは3画面対応ハブを買ってもチップ世代で画面が増えない罠を表す ガジェット

MacBookのポート、足りてますか。

私は足りていません。

映像出力、充電、有線LAN、SDカード——MacBookはこれを全部USB-Cポート1〜2個でまかなえと言ってきます。便利と言えば便利ですが、「何を挿すか」でハブに求める性能がまるっきり変わるので、選ぶのが厄介です。

「USB-Cハブ おすすめ」で検索すると、15選だの18選だのが並びます。

あれを見て、余計に迷いませんでしたか。

私は迷いました。というか、迷った末にもっと大事なことに気づいていなかった。

MacとWindowsで、ハブ選びの前提がそもそも違うんです。

「4K対応」「3画面出力」。言葉は強そうです。でもMacでは、この強さが空回りすることがある。「3画面対応のハブを買ったのに画面が増えない」が普通に起きます。ハブ側がいくら3画面を謳っていても、Mac本体のチップが許す画面数を超えられない

ハブを足せば画面が増える——そんなうまい話ではありません。

ここでは、その「MacとWinで何が違うのか」を軸にして、USB-Cハブの選び方を用途別に整理します。結論に据えるのは、私が現役で使っているAnker PowerExpand 8-in-1(A8383NA1)です。

先に結論

  • USB-Cハブの選び方はMacかWinかで全然違うMacは外部ディスプレイの台数がチップ世代で頭打ちになる——ハブを足しても超えられない
  • 「4K対応」のハブでも、PC側がDisplayPort 1.4に対応していなければ4K@60Hzは出ない安いハブの「4K」は30Hz止まりのことも
  • ハブ経由でPD充電すると、100W入力でもハブ動作分が引かれて出力は85W親の充電器のW数が足りないとPC側に必要な電力が届かない
  • ただし、完璧なハブは存在しない私の現役本命Anker PowerExpand 8-in-1も発熱の声がある。それでも8ポートをまとめて任せられる安心感は揺らいでいない
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MacとWinで、ハブ選びは何が違うのか

ここが、この記事で一番伝えたいところです。

USB-Cハブの選び方を検索すると、「ポート数」「4K対応」「PD対応」あたりがずらっと並びます。もちろん大事です。

でも、その前に見るべきものがある。

自分のPCが何画面出せるか

これを知らずにハブを買うと、Macユーザーは高確率で肩透かしを食らいます。

Macの外部ディスプレイ数の頭打ち:知らないと本当に損をする

「3画面対応」に夢を見る前に、ひとつだけ。

MacBook(Apple Silicon)は、チップの世代ごとに外部ディスプレイの接続台数に上限があります。ハブを足しても、ドッキングステーションを買い足しても、この上限は超えられません。

チップ 内蔵に加えた外部ディスプレイ数 備考
M1 / M2 外部1台まで ドック/PDディスプレイでも増えない
M3 蓋を開けて1台、クラムシェル(蓋を閉じる)で2台 蓋を開けると2台目は消える
M4(MacBook Air) 外部2台 蓋の開閉に関係なく2台
M4 / M4 Pro(MacBook Pro) 外部2台
M4 Max(MacBook Pro) 外部4台

出典:Apple公式サポート(support.apple.com 117373 / 122212 / 101571)

つまりどういうことか。

M1やM2のMacBookを使っている方が「デュアルHDMI対応」のハブを買っても、片方はミラーリング(同じ画面の複製)にしかならない。別々の画面を出すことはできません。

「あれ、設定かな?」
「ケーブルかな?」

違います。Mac本体の仕様です。

Anker公式(メディアハブ=A83800A1。本命のA8383NA1とは別モデル)の製品ページにも「Mac OS搭載機器は複数のディスプレイにそれぞれ異なる画面を表示できません」と明記されています。ハブのメーカー側が自ら書いているくらいです。引っかかる人が多い、ということです。

M3ユーザーへの補足:クラムシェルなら2台いける

M3は少し特殊です。

蓋を開けた状態では外部1台しか使えません。

ところが、蓋を閉じてクラムシェルモードにすると外部2台が使えるようになります

蓋を開けると2台目は消える。

「なんで閉じないと駄目なんだ」と思いますよね。私も思います。でも仕様なので仕方がない。

M4 Airなら蓋の開閉に関係なく外部2台ですが、M3でもクラムシェルなら同じことができます。「外部2台出したいけどM3だし……」という方は、クラムシェル運用を検討してみてください。

DisplayLinkという抜け道:ただし、重い

M1/M2でもどうしても2画面以上使いたい場合、DisplayLink対応のドッキングステーション+専用ソフトという回避策があります。

標準の映像パイプラインを通さず、USBのデータ転送で画面を出す仕組みです。PlugableやKensingtonなどが対応製品を出しています。

ただし、圧縮転送なので負荷が高く、動画再生や画面描画が重くなる。つまり、メール・Slack・資料作成がメインなら実用になりますが、動画編集や写真現像には向きません。

便利な抜け道ではあるんですけど、重い作業をする方には正直おすすめしにくい。私の本音としては、素直にM4以降に乗り換えるか、クラムシェル運用(M3以降)にするのが一番確実です。

Windowsは素直。でも、充電は素直じゃない

Windowsは素直です。外部ディスプレイの数はハブやGPU次第で増やせます。Macのようなチップ由来の頭打ちは基本的にありません。

でも、充電は素直じゃありません。

Surface Pro 7やSurface Go以降のモデルはUSB-C PDで充電できますが、Surface Studio 2 / 2+はUSB-Cポートがあっても充電には使えません(付属ACアダプタが必須)。

USB-Cポートがあるのに、充電できない。嘘みたいですが本当です。

また、Surface ConnectとUSB-Cを同時に挿すと、Surface Connectが優先されます。

「会社のSurfaceにハブを挿して充電もしたいのに、充電されない」というケース。原因はこのあたりのことがあります。ハブを買う前に、自分のPCがUSB-C PDで本当に充電できるかを確認してください。

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買う前に見るべき5つのチェック——全部地味だけど、全部効く

MacとWinの違いが分かったところで、次はハブそのものの選び方です。

USB-Cハブは見た目が似すぎています。どれも「できます」みたいな顔をしている。

でも、この5つを押さえれば大外れは引きません。

ハブ選びで具体的に何を見るかの前に、「どこで失敗するか」を地図にしておくと早いです。USB-Cハブで後悔しがちな5パターンを別記事で整理しました。

チェック1:PD給電のW数:ハブが15W食う

ハブ経由で充電するなら、まず見るのはパススルーの出力W数です。

Anker PowerExpand 8-in-1の場合、入力100W、出力85Wです。充電器から入ってきた100Wのうち、ハブの動作に15Wが使われて、PC側に届くのは85W。

要するに、途中でハブが15W食います。

つまり、MacBook Proに67W必要なら、充電器は最低でも85Wクラスを用意しておきたい。ハブを通すと15W目減りするぶん、ギリギリの充電器だと足りなくなります。

「ハブの充電が遅い」と感じたら、ハブの性能ではなく親の充電器のW数が足りていない可能性があります。犯人がハブではなく充電器だった、というパターン。結構あります。

元栓が細ければ、水は出ません。

チェック2:4K対応の4文字を信じない

「4K対応」のハブを買ったのに、画面が妙にカクつく——それ、4K@30Hzかもしれません。

4K@60Hz——毎秒60コマの滑らかな表示——を出すには、ハブだけでなくPC側がDisplayPort 1.4に対応していることが必要です。AnkerJapanの公式ページにも、4K@60Hzの動作条件としてPC側のDP 1.4対応が明記されています。

安いハブだと「4K対応」と書いてあっても、実は4K@30Hz止まりのことがある。30Hzは、マウスカーソルの動きだけで「ん?」と分かるレベルの引っかかりです。

モニターに外部出力する予定がある方は、「4K@何Hz」まで確認してください。「4K対応」の4文字だけで安心すると、この落とし穴にはまります。

チェック3:有線LAN:地味だけど仕事を救う

在宅ワークでビデオ会議が多い方は、有線LANポートの有無を見てください。

Wi-Fiが安定している環境なら要らないかもしれません。

ただ、回線が混む時間帯にZoomが落ちる、VPNが不安定になる——そういうストレスを抱えている方には、有線LANは一番地味で一番確実な解決策です。

Anker PowerExpand 8-in-1は1Gbps。据え置きの上位ドッキングステーション(Microsoft Surface Thunderbolt 4 Dockなど)は2.5GbEに対応しています。

なお、Anker公式レビューでは「有線LANでIPv6 RAが取れない場合がある」という報告もあります。IPv6環境でLANを使う方は注意が必要です。

仕事道具は、おしゃれより落ちないことが大事な日があります。

チェック4:USB規格:名前よりGbps

USB規格はややこしい。名前がコロコロ変わるせいで、調べるたびに混乱します。

でも見るのは速度だけです。

規格名 最大速度 一言
USB 3.0(USB 3.2 Gen1) 5Gbps 「普通のUSB 3.0」
USB 3.1 Gen2(USB 3.2 Gen2) 10Gbps Anker A8383NA1はこれ
USB4 最大40〜80Gbps TB3/4互換が多い
Thunderbolt 3 / 4 40Gbps Apple/Intel系の高速規格

見るべきは転送速度(Gbps)。これだけです。

ハブに挿す外付けSSDが「10Gbps対応」なのに、ハブ側が5Gbps止まりだと、SSDの本来の速度は出ません。速度は経路の中で一番遅いところに律速されます。

水道管と同じです。どこか1箇所が細ければ、いくら他が太くても水量はそこで決まる。

せっかく速いSSDを買ったのに、途中のハブで詰まるのは銭失いの匂いがします。

チェック5:SDカード:最大104MB/sをどう見るか

Anker PowerExpand 8-in-1のSD/microSDスロットは最大104MB/sです。

写真の取り込みなら十分な場面が多い。ただし、動画素材を大量に吸い上げるような使い方だと、このスロットの速度では物足りないかもしれません。

高速なSDカード(UHS-II対応)の本来の速度は出ない仕様です。UHS-IIのカードを持っている方は、専用のカードリーダーを別途用意したほうが速度を活かせます。

「SDも読める」は便利です。でも、「高速なSDカードの力を全部引き出せる」とは別の話です。

私の本命と、予算別の現実解

チェック項目を踏まえて、「結局何を買えばいいか」を整理します。

現役本命=Anker PowerExpand 8-in-1(A8383NA1)

Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD データハブ
Amazon.co.jp: Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ 100W USB Power Delivery 対応 USB-Cポート 4K (60Hz) 出力対応 HDMIポート…

iPad Proにつないで外部モニター、有線LAN、SDカード読み込みまで——全部これ1本で済ませています。

もともとこのハブを買ったのは、2019年か2020年ごろ。iPad Proを買ったタイミングでした。

当時のiPadは、ファイル管理の機能がかなり限定的でした。外部ストレージ、カメラ、モニター出力、外部記憶媒体——とにかく「iPadでできる全てを試したい」という気持ちがあったんです。スペック比較表をにらんで「これが最適」と選んだというより、iPadの可能性を広げたい好奇心が先にあった。

その好奇心の受け皿が、このハブでした。

項目 スペック
HDMI ×1・4K@60Hz(PC側DisplayPort 1.4対応が必須)
USB-A ×2・10Gbps(USB 3.1 Gen2)
USB-Cデータ ×1・10Gbps
PD 入力100W → 出力85W(ハブ動作分15Wが引かれる)
有線LAN 1Gbps
SD / microSD 各1スロット・最大104MB/s

この8ポートがひとつにまとまっています。

ネット上のレビューでは価格.comで4〜5星がつく安定評価がある一方で、「発熱が大きい」「ケーブルの根元が断線しやすい」という声もあります(価格.com・Anker公式レビュー)。

完璧ではありません。

でも半年以上これでやっていて、困ったことがない。困らないって、地味ですけど道具として一番大事なことだと思っています。

予算別の現実解:安いハブの「安い理由」

正直に言うと、もっと安い選択肢はあります。

UGREENの多機能ハブにも手を出しやすいモデルがあります。Apple純正のUSB-C Digital AV Multiportという手もありますが、ポートは3つだけでLANもSDもない。

「安いハブでよくない?」

スペック表だけ見れば、そうかもしれません。

ただ、安いハブには安い理由がある。「4K対応」が4K@30Hz止まりだったり、USB 3.0(5Gbps)だったり、PDパススルーのW数が小さかったり。前のセクションで書いた5つのチェックを通してみると、「安いけど自分の用途には合わない」が見えてくることがあります。

逆に言えば、5チェックを満たしたうえで安いなら、それは良い買い物です。「安いから駄目」ではなく、「安い理由を知ったうえで買えるか」が分かれ目です。

Mac/Win・用途別の選び方

Macメインの方

HDMI 4K@60Hz、USB 10Gbps、有線LAN、SDカード。Macで使う実用ポートがひととおり揃います。

PD 85Wパススルーも十分。MacBook Airなら30W充電器でも問題ないし、Proなら67W以上の充電器を用意すればハブ経由でもしっかり充電できます。

M1/M2でも外部1画面ならHDMI 4K@60Hzが使えるので、「外部モニター1台+有線LAN+SDカード」の王道構成にぴったりです。

Windows・会社PC用:HDMI×2が欲しいならメディアハブ

Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD メディアハブ
Amazon.co.jp: Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD Media Hub/高速データ転送/充電ポート/4K HDMI出力/SD & MicroSDカードリーダー モバイルデバイス対応/効率的なデバイ…

Windowsの場合、外部画面数はチップの制約がほぼないので、自分が何台モニターを出したいかでハブのHDMI数を選んでください。

デュアルモニターなら、HDMI×2のモデルも選択肢になります。同じAnker PowerExpand 8-in-1の名前でも、メディアハブ(A83800A1)はHDMI×2搭載です。

ただし注意点が二つ。

一つは、このメディアハブは2ポート同時出力だと4K@30Hzになること。4K@60Hzで使いたい場合は1ポート接続が必要です。

もう一つは、USB速度がA8383NA1の10Gbpsではなく5Gbpsだということ。HDMIが2つに増えるぶん、USBの転送速度は半分です。

「HDMIが増えるなら上位版でしょ」と思いがちですが、実は用途が違う。外付けSSDの速度を重視する方は、ここを混同しないでください。

会社支給のSurfaceやThinkPadを使っている方は、USB-C PD充電に対応しているか事前に確認してください。Surface Studio 2 / 2+のように、USB-Cポートがあっても充電には使えない機種もあります。「ポートがある」と「充電できる」は、イコールではありません。

持ち歩きたい方:109gと発熱の話

出張やカフェで使うなら、ポート数より軽さとサイズを優先するのもありです。

Anker PowerExpand 8-in-1は約109g。カバンのポケットに入るサイズなので、持ち歩きにも使えます。

ただし、USB-Cハブは使用中に発熱します。ネット上のレビューでも「長時間使うと結構熱くなる」という声は多い(価格.com・Amazon)。

カフェのテーブルに直置きならまだいいですが、布の上に置くのは避けたほうがいいでしょう。夏場は特に。

据え置きのドッキングステーション:「毎朝ケーブル1本」の投資

自宅やオフィスでケーブル1本で全部つなぎたいなら、ドッキングステーションという選択肢もあります。

ハブは「足りないポートを増やす道具」。ドックは「机の配線を1本にまとめる道具」。似ているようで、役割が違います。

Microsoft Surface Thunderbolt 4 Dockは、デュアル4K@60Hz、最大40Gbps、2.5GbE、PD最大96W。さすがにハブとは別格のスペックです。

その分、ハブとは別物の投資になります。
それでも——という話を、もう少し。

でも、「毎朝ケーブル1本を挿すだけでモニター2台・LAN・充電が全部つながる」という生活は、一度味わうと戻れません。朝、デスクに座って、ケーブルを1本挿す。それだけで仕事が始まる。

据え置きのドックは「毎日の手間を数秒に圧縮する投資」です。

給電元の充電器も大事——ハブと充電器はセットで考える

ハブの話をしてきましたが、もう一つだけ。

ハブのPD給電は、親の充電器のW数に依存します。

Anker PowerExpand 8-in-1はPD出力85Wですが、これは充電器から100Wが入ってきた場合の話です。もし充電器が30Wしか出せなければ、ハブの動作分15Wが引かれて、PC側には15W程度しか届かない。

MacBook Proで67W必要な方が、30Wの充電器しか持っていなければ、ハブを通しても充電は追いつきません。

ハブは優秀でも、元栓が細ければ水は出ない。

充電器とハブはセットで考えてください。ハブ経由で「思ったより充電が遅い」を避けたいなら、まず親の充電器のW数を見直すのが先です。

充電器のW数別の選び方は、別記事にまとめました。

よくある質問

「USB-CハブでMacの外部ディスプレイは増やせる?」

チップ世代の上限を超えては増やせません。M1/M2なら外部1台まで。ハブやドックを足しても、別々の画面を出すことはできない(ミラーリング止まり)。DisplayLink対応のドック+専用ソフトを使えば回避できますが、負荷が高く動画には不向きです。

「4K@60Hzのハブを買えば4K@60Hz出る?」

ハブだけでは足りません。PC側がDisplayPort 1.4に対応していることが必須です。安いハブの「4K対応」は4K@30Hz止まりのこともあるので、「4K@何Hz」まで確認してください。

「ハブ経由の充電が遅いのはなぜ?」

ハブ本体の動作に電力が使われるためです。Anker 8-in-1の場合、100W入力に対して出力は85W(15W目減り)。親の充電器のW数が低いと、目減り分を差し引いた電力がPC側の要求を下回り、充電が遅くなるか追いつかなくなります。充電器のW数を見直してみてください。

「ハブ経由の給電でMacが壊れるって本当?」

ネット上には「非純正ハブの給電でM1 MacBookが故障した」という声もあります。ただし、これは個別事例であって因果は立証されていません。不安な方は、ハブのPD給電を使わずに充電器をPC本体に直挿しする運用にすれば、ハブ経由の給電リスクはなくなります。

「SD/microSDの速度は?」

Anker PowerExpand 8-in-1のSDスロットは最大104MB/s。写真の取り込みには十分ですが、動画素材を大量に扱う方には物足りないかもしれません。高速なSDカード(UHS-II対応)の本来の速度は出ないので、速度重視なら専用のSDカードリーダーを検討してください。

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おわりに

USB-Cハブは、見た目が地味なわりに、選び方を間違えると地味に痛い道具です。

MacはチップのせいでHDMI数を増やしても画面が増えない。Windowsは画面は増やせるけど、充電まわりに落とし穴がある。どちらも「ハブのスペックだけ見て買う」と、意外なところでつまずく。

だからハブを選ぶ前に、まず自分のPCが「何画面出せるか」「USB-C PDで充電できるか」を確認する。その上で、5つのチェック(PD・4K・LAN・USB規格・SDカード)に照らす。

私はAnker PowerExpand 8-in-1(A8383NA1)に落ち着きました。8ポートをこれ1本で。完璧ではないけれど、Macに挿して映像・充電・LAN・SDが1本で済む。

まあ、こんなもんかなって感じです。ハードディスクを買ったので、それをつなげて、データを逃がす——今はそういう使い方がメインになっています。劇的に便利になったとか、人生が変わったとか、そんな景気のいい話ではありません。でも、困っていない。道具って、結局そのくらいがちょうどいいのかもしれません。

MacBookまわりの配線は、ハブと一緒に充電器もセットで考えると一気にすっきりします。充電器のW数別の選び方も、別記事にまとめました。

みなさんも、よいハブライフを。

それでは。

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