近年、にわかにブームとなっているサウナ。
好きな人は狂信的に好き、嫌いな人は近寄りもしない空間、それがサウナ。
かれこれ私はサウナ10年選手になりました。
今回みなさんにはその魅力の一端をお伝えしましょう。
どこかにあるユートピア、それはサウナ
迷える民よ、サウナに救済を求めよ。
日常の疲れ、嫌なこと、頭の中を占拠する思い。
それらを取り去りたくないですか?
答えはひとつです。
サウナに行きましょう。
飲みたくない酒を飲んで忘れる必要も、部屋の中で塞ぎ込む必要もありません。
答えはひとつです。
サウナに行きましょう。
書を捨てよ、サウナに出でよ。
そうすると万事解決です。
これまでの思いはリセットされ、それからは新しい自分となるのです。
そう、まさにReborn。
生まれ変わったあなたは歩き出し、またサウナへと帰るのです。
母体回帰、そして輪廻転生。
さあ、救いを!サウナの救済を!
最近のサウナ熱は熱狂的すぎる
と、まあ、書いてはみましたが、最近のサウナに対するいろんなところでの印象はこんな感じです。
なんというかサウナの魅力が強すぎるあまりに、熱狂的かつ狂信的な、かつ一宗教的な言及が多くあります。
昨今のサウナブームでサウナに人が増えています。
なんとドラマ化までしました。
正直ブームになるほどのもんじゃないと思いますし、そのせいで人が増えてしまった今のサウナは私はあまり好きじゃありません。
「あの頃のサウナは良かった、今のサウナは良くない」と言うと「昔のフジロックはだな」みたいに言ってくるおじさんとか張本勲みたいで嫌ですけどね。
ですが、今も昔もサウナは素晴らしい。
みんなに知って欲しい。
このジレンマです。
先に言ってしまうと、サウナとはただの暑い小部屋です。
それ以外のなんでもない。
そして実はサウナは体に悪い。
サウナの中で倒れたりする人がいますが、なんで倒れるかというと体に悪いからです。
しかしサウナの魅力を知ってしまったら離れられないのです。
なぜ人はサウナに行くのか
それは気持ちがいいから
なぜ、私たちはサウナに行くのか。
気持ちいいからです。
とても気持ち良い。
サウナは快楽です。
気持ち良くなるクスリなどもちろんしたことありませんが、そんなとんでもないリスクを負って気持ち良くなるくらいなら私はサウナに行きます。
気持ち良くなるために行くのですから、体に悪いのです。
気持ちいいことはだいたい体に悪いと相場は決まっています。
何が気持ちいいのか
サウナ室にいる時はつらいです。
そりゃそうです、暑くて暑くてたまりませんから。
そのあと水風呂に入りますが、それもつらいです。
だって冷たいもの。
「サウナが好きってことは、暑いのとか水風呂が平気なんでしょう?」
平気じゃありません。
サウナ好きだって人間です。
もちろんつらいです。
ですが、その往復の中で私たちは「おや、何か気持ちいい気配がするぞ…?」と気づいてきます。
そうして何回かの往復を経たのち、風呂場にある白いイスに腰掛けます。
はい、ここで気持ち良くなります!
いわゆる「ととのう」というやつです。
暑い!寒い!暑い!寒い!そしてボーッ…
私たちはこの「ボーッ…」の時間を求めて足繁くサウナに行くのです。
暑い寒いを繰り返して酷使した体を休めると、日常の全てがボーッとしてどうでも良くなり気持ちよくなります。
素晴らしい。
ですがやはりこんな行為が体にいいはずがありません。
ですが気持ちいいので仕方ありません。
だからサウナに行くのです。
そのとき、人はなにを思うか
地球との対話
ボーッとしている時、
この世界には私しかいない…地球…そして私…生きている…
というところまで行きます。
完全にヤバいですよね。
でもそんな地球を感じる時間なんてサウナに行った時くらいしかありません。
存分に地球を感じましょう。
地球…そして私…状態のことを私は「地球との対話」と呼んでいます。
サウナがあるからつまらない毎日を乗り切れる
「地球との対話」状態が過ぎたら、私はただの裸の成人男性に戻ります。
お疲れ様でした。
ただ、気持ちよくなってスッキリしましたので、サウナに入る前よりはなんかいい感じです。
これも理屈ではありません。
ただただ、「なんかいい感じ」なのです。
毎日はなんでもないつまらない日々の繰り返しです。
ですが、サウナに入って気持ちよくなっていい感じになることで、毎日がつまらなくても頑張れるのです。
さいごに
私がどれだけサウナが好きかはわかっていただけたかと思います。
ですが世界には意外と同じような気持ちの人はたくさんいます。
世の中にサウナ好き=サウナーを一気に増やしたといえば、タナカカツキさんのサ道ですね。
マンガ版はこちら。
多分、世の中のサウナーのほぼ全員が読んでいます。
みなさんも、明日、どこかのサウナに行ってつまらない日常を乗り切りましょう。
それでは。
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