みなさん、生きてますか。
私はギリギリです。
急にやってきて、経済に対し恐ろしいほどの猛威を振るっているコロナショック。
しかし逆に見ると、ロレックス等の高級嗜好品を手に入れるには「今がチャンスでは?」と思っていらっしゃる方もいるかも知れません。
一方、手放そうとしておられる方は「今は損なのでは?」と考える知れません。
そんな皆様に私から考え方のヒントを提供します。
現状のロレックス相場はどうなっている?
2020年6月現在は意外な結果
さて、まずは早速ロレックスのここ半年の価格推移を見てみましょう。
人気で、かつそれゆえに価格の変動も激しい「デイトナ」と「サブマリーナデイト」の2つを挙げてみます。
上のグラフはコスモグラフ デイトナ 116500LNの価格推移です。
ここ半年のことを思えば納得の推移ですね。
ここからわかるのは、
- 3月に入ってから価格の下落が始まり
- 4月中旬から下旬に底を打ち
- 5月に入ってから上昇に転じる
というところです。
さて、続いて上のグラフはサブマリーナデイト 116610LNです。
デイトナと比べれば半分の価格ですので、価格の上下幅は少ないですが、下落率で言えばおおむね先ほどのデイトナと同じような動きです。
違うところといえば、5月に入ってからの価格の反転のスピードはデイトナには劣るということです。
デイトナ・サブマリーナ共に現在では今年の最高値水準まで持ち直していますが、デイトナの方が初速はデイトナの方が早かったですね。
これらからわかること
さて、これらの値動きからわかるのは、
- 2020年6月現在はほぼコロナショック以前の価格に戻している
- 人気かつ高価なデイトナは敏感な値動きを見せる
というところでしょうか。
「そんなこと言っても実際は多くの人がお金が無くて困っているぞ!高いものが買える人が減っているはずなのにこんな値動きはおかしい!」
そう思われる方も多くいらっしゃるかも知れませんが、事実は事実です。
しかし、同じような声が上がるものがあります。
そう、株価の値動きです。
ロレックス相場と株価に相関関係はあるか?
日経平均を見てみよう
早速ですが上のグラフは半年間の日経平均株価です。
形だけではロレックスの価格推移と同じような動きを見せています。
しかしここで考えなくてはいけないのは底値と回復の始まりです。
私は経済の評論家ではありませんのであくまでざっくりですが、
- 2月中旬から株価の値下がりが始まり
- 本年の最安値はおおよそ3月中旬
- 2番底を超えて上昇に転じるのは4月上旬から
となっていることが読み取れます。
ここで何か気が付きませんか?
そう、ロレックスの値動きとは少々時期がずれているのです。
株価の変動のワンテンポ後にロレックスの値動きが始まる
では、ロレックスの値動きと株価の値動きを比べてみましょう
値下がり
日経平均:2月中旬から株価の値下がりが始まり
ロレックス:3月に入ってから価格の下落が始まり
底値
日経平均:本年の最安値はおおよそ3月中旬
ロレックス:4月中旬から下旬に底を打ち
上昇
日経平均:2番底を超えて上昇に転じるのは4月上旬から
ロレックス:5月に入ってから上昇に転じる
わかりますね。
それでは以下にまとめます。
- 日経平均とロレックス相場には相関が見られる
- 完全にリンクした動きではなく、日経平均上下動の半月〜1ヶ月後にロレックスの相場が同じ方向に上下動する
と言えます。
私の考え
正規店は?
これまでの話は、コロナショックにおけるロレックスの値動きの後出しジャンケン分析です。
また、ここに挙げたロレックスの値動きはもちろん並行品・中古品の値動きでありますので、正規店での商品の動きは考えていません。
特に、今回のようなコロナ禍では海外との航空便が絶たれてしまうような状況になってしまいました。
そうなると、他の海外ハイブランド商品もそうですが、本国からの新規在庫を持って来れません。
正規店で狙っている方にはもしかしたら厳しい時期かも知れません。
(意外とコンスタントに正規店でのスポロレ購入報告は見ますが…)
ロレックスは投機商品か
さて、コロナ禍の中でもビジネスを成功された方も、泣く泣く愛しい腕時計を手放された方もいらっしゃるでしょう。
しかし、プラスにしろマイナスにしろ我々一人一人への影響は、まだまだこれから一層出てくるでしょう。
ポイントは「これから」というところです。
現在の株価が「実体経済とは乖離がある」と言われていますが、タイムラグがありつつもロレックス相場が株価と比例しているということは、ロレックス相場もまた同じように「実体経済と乖離がある」のかも知れません。
外国からの輸入が激減しているということは、一般企業であれば新規在庫がない状況です。
そんな中でも上下の値動きを見せるということは、消費者の欲しい・欲しくないのマインドが値動きへ影響を与えるのではなく、今やロレックスが投機商品となっていると言える一つのヒントです。
私たちのような純粋に時計を愛する一般消費者からすれば悲しい事態ではありますが、手に入れるためにはそういった要因も考えなければならない、というのが現状であります。
おわりに
腕時計なんて、たかが腕時計です。
でもどうしても欲しい。
それが私たちの変わらぬ気持ちです。
そこに目をつけられてマネーゲームに巻き込まれてしまうのは悲しい限りですが、それを勝ち抜いていかなければいけないのも私たちです。
そう考えると、定期的にロレックスマラソンをして正規店で定価で買える日を待つのが一番幸せかも知れません。
でも、すぐにでも欲しい。
そんなジレンマと私たちはいつも戦っています。
負けずに頑張りまししょう。
それでは。
こちらもおすすめ
コメント