ZV–1はRX100M5の兄弟である・私の大好きな写真機が動画機になったなんて贅沢すぎる【SONY ZV–1レビュー】

SONY

みなさん、カメラ好きですか。
私は大好きです。

カメラ界隈の皆様をざわつかせた最近の話題といえば、ZV–1ですよね。
最近はEOS R5とα7RSⅢに話題が映っているようですが、それでもまだまだZV–1は家電量販店でも在庫切れ続出でございます。

そんなZV1を私も運良く入手できましたので、今回はレビューを。

基本性能などは飛ばして言いたいことを言っていく

基本性能などは他で語られ尽くされていますし、作例なんかもYouTubeなどで大量に見られますので、あえて飛ばします。

何が言いたいのか。

f1.8のレンズは素晴らしい

ということでございます。
明るいレンズ至上主義である私はもう、これだけで満足な訳です。

暗所性能に強いから、などという理由ではなく私はとにかくボケる写真・動画が撮りたいのです。
ボケることが100%素晴らしい訳ではありませんが、せめて写真や動画の中だけはキラキラさせてくれということです。

iPhoneで撮った動画にフィルターをかけるのも決して否定しません。
しかし、どうしても「のっぺり」してしまうのは否めないでしょう。

「iPhoneのポートレート機能があるじゃないか」と思われるかも知れません。
しかし。
輪郭を認識して機械的に行う「後付けのボケ」だと、どうしても嘘くさいボケになってしまうんですよね。
まあ、嘘くさいというか嘘のボケなのですが。

SONYは世界の動画コンテンツのクオリティを底上げしようとしている

いくら高機能・高画質になろうと、スマホで撮る写真には限界があります。
主な原因はセンサーサイズレンズサイズによるものです。
高画質化しようと、物理的に取り込む光の量が少なければ描写できるものも頭打ちが見られます。

やはり餅は餅屋。
写真・動画はカメラで、なのです。

そこでソニーがこのカメラを10万円を切る価格で投入したのは、本気でスマホのカメラのシェアを取りに来ているということなのです。
よく比較されるカメラ・コンデジである、RX100シリーズの最新機種M7は10万円台半ばです。
「写真メイン」のカメラと「動画メイン」のカメラですので一概に比較はできませんが、総合力で勝負するとZV1がRX100M7より劣っているということはありません。
そう考えてもZV1の価格設定は「攻めてる」訳です。

なぜ、ここまで攻めるのか。
それはSONYが「スマホ写真のシェアをZV1なら奪える」と認識しているからだと私は考えます。
手軽さ重視の昨今のSNS・動画界隈に「コンデジで本当に綺麗な写真を撮れよ!」と殴り込みに来ています。

でも仕上がりは一眼には負ける

そりゃそうです。
先ほど言ったようにセンサーサイズやレンズを考えるとコンデジはどこまで行ってもコンデジです。

本当にこだわりたいなら一眼レフやレンズ交換式カメラなどなのでしょうが、「綺麗な映像」と「手に取りやすい価格」のちょうど交点がコンデジでしょう。
私がSONYの担当者でもそう考えます。
そして、コンデジを一般化出来たら市場の中で新たな収入源を生める、そう考えるのは当然の帰結です。

個人が扱うコンテンツが「写真」から「動画」にシフトしてる時代のエポックな商品になり得る、そう考えています。

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ZV–1はRX100M5の二卵性双生児である

ZV1が生み出す動画に私は驚きませんでした。
もちろん、高速なAFや高性能なマイクには驚きました。

しかしその動画自体には驚かない。
それはなぜか。

ZV1はRX100M5の動画機

そう、生み出す動画がRX100M5にそっくりだからです。

私はRX100M5を偏愛しています。
f 1.8最後のRX100シリーズであり、私の最も愛するRX100シリーズ。

F値も焦点距離も一緒のこの二つのカメラは、すでによく比較されているところではあります。

「一緒なんだから別に買う必要あるの?」

あるんです。

素晴らしい写真機が動画機になるなら買わない訳がない

ということなのです。

RX100M5の動画撮影には確かに不満がありました。
一番の不満はマイク入力端子が無いことです。
あとはバリアングル液晶では無いこと
ざっくりは2つです。

RX100M5以降ではマイク入力端子はつきました。
正直下取りに出して買い替えようかとも思いました。
しかし買い替えませんでした。
ご存知のようにf値が満足できるものではなかったからです。

自撮りする訳ではありませんが、チルト液晶よりもバリアングル液晶の方が使い勝手はいいです。

それらの不満点が解消された、素晴らしい写真機が動画機になったなら買わない訳が無いのです。

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おわりに

私が何を語りたかったかと言うと、
「RX100M5のことを気に入っている方であればあるほどZV1は買い」
ということでございます。

これはRX100M5を偏愛している方ならわかってくださるかと思います。

みなさんも、良い動画ライフを。

それでは。

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