みなさん、ロレックスマラソンしてますか。
私はなんと、この度終了致しました。
今回はそんな私の「実録・ロレックスプロフェッショナルモデルはこうして買った!」というルポブログです。
経験談として読み流していただければ幸いでございます。
世にも珍しいデイトジャストマラソンの記事はこちら
ロレックスマラソンに関わる様々な噂
あれって本当?「こうすれば裏から出てくる」のウソホント
まずは私の経験談を語る前に、世にはびこる
「デイトナなどのスポーツ・プロフェッショナルモデルはこうしたら出てくるよ」
という噂に私が一つ一つ独断と偏見で答えます。
朝イチは望み薄
これは本当でしょう。
仮に「入荷順にお客様を分け隔てなくご案内」しているなら、余計に信憑性が上がります。
おおよそ信憑性の高い情報として、
- 宅配便にて各店舗へ日本ロレックスから到着
- 各店舗にて検品
- 検品終了後店舗の在庫となる
という流れがありますが、これに基づくと、午前便か午後便で各店舗に到着した後に在庫として抱えるので、朝イチに行ってもほぼ新規在庫は無いでしょう。
小綺麗な格好をして行こう
これは、「金持ち風」の格好をしようということなら間違いだと思います。
しかし、「非転売ヤー」の格好をしようということなら大正解でしょう。
注目のゲームハードなどの発売日には、「いかにも転売ヤーの元締めに小銭で雇われた風の方々」が並んでいるのはもはや風物詩となっています。
そしてこういった方々には直接売らないよう各家電量販店も対策を講じています。
原則消費者には「買う権利」があるのに、販売側が売らないのは「転売防止」という錦の御旗によるものです。
我々一般の人間にも「これは転売ヤーだな」とわかるのは、一発目のパーソナル情報である「いかにもな見た目」です。
見た目で判断するな、とは思いますが、需要の過剰過多である状況では、供給側は「客を選べる」状況となるのです。
家電量販店なら、自社のクレジットカードでのみ販売などの理論的と思われる理屈をつけて転売ヤー対策をしますが、ロレックスなどのラグジュアリーブランドは「見た目だけで売る売らない」を判断するのです。
悔しいですが、ルールはあちらのものです。
そのルールに則ってゲームをするのが我々プレイヤーなのです。
結局は、「こいつはロレックスを売った瞬間に質屋に持っていく人間か否か」を判断している。
それだけです。
短パンTシャツビーサングラサンでも余裕がありあそうな人はそのように見えますし、
スーツを着てても自分のサイズと合っていないような人間は「転売ヤー」いやむしろ「オレオレ詐欺の受け子」なんて見なされる世の中です。
世知辛いですが、ゲームルールとして受け入れましょう。
顔を覚えてもらった方がいい
これは私にはわかりません。
時と場合と店舗によります。
日参して「お待ちしてました!今日はありますよ!」なんて言われたという情報もよく見ますし、私自身は縁もゆかりもない初めて入った店舗で購入しましたから、実際はわかりません。
しかし言えるのは、その日希望のモデルの在庫があるという前提で、あとは店員さんとのフィーリングなのでしょう。
そのフィーリングの醸成のために連日通うのも一つの手段なのではないか、そう思います。
ロレックスをしてはいけない/ロレックスをしていった方がいい
これも私の中で一定の答えが出ています。
- レアモデルならしない方がいい
- 手に入りやすいモデルならした方がいい
これです。
ロレックス側でも1人にレアモデルが集中するのは避けたいでしょうし、1人が複数レアモデルを持っていると何より転売の可能性が高まります。
腕は2本以上無いですからね。
ロレックスの理想は「1モデルを大事に使ってもらうユーザーが増えることでの企業価値の向上」なのですから、理由はよくわかります。
同じロレックスでも、手に入りやすいモデルを既に持っていて、2本目としてレアモデルを狙っているユーザーは「これからディープなファンになる可能性があり、レアモデル以外も買う上得意になる可能性がある人間」ということです。
資金力があってもレアモデルしか興味のないユーザーは切る。
そんな意識が垣間見えます。
女性店員ではなく店長級を
これはウソですね。
むしろ女性蔑視です。
基本的な販売の権限は役職によって違うでしょうが、性差での権限のあるなしはロレックスにおいては無さそうです。
私が購入したのも女性でしたし。
私の場合
それは出張の地方都市で
さて、ここからは私自身の話です。
コロナ禍の合間を突いての出張をしたある日、偶然時間の余った私は、偶然ロレックスの店舗が目につきました。
一度通り過ぎたのですが、なぜかわかりませんがUターンをして店舗に入ったのです。
都会の店舗ならここで「お名前とお電話番号を…」などと言われてまた待たされるのでしょうが、ここではすんなりと入店できました。
時間は夕方、帰宅ラッシュの時間帯の少し前でした。
立ち話ではなく、すんなり応接へ
入店すると、普段だと「御用はなんでしょう、なにかお探しですか」と言われて
「〇〇を探していて…」
「あいにくございません」
「そうですか、それでは」
の流れなのですが、その日はすんなりと応接セットのある場所へ通されました。
もちろん、通される時には全員が私の左腕を見ています。
ここでやっと担当の店員さんとお話を。
ここから始まるのがいわゆる「購入面接」です。
本当に面接の雰囲気です。
「いかに自分はロレックスを愛しているか」「いかに知識があるか」をいやらしく無い程度にアピールする時間です。
まあ、実際にはロレックスという共通の話題で盛り上がれるので純粋に楽しい時間です。
しかし気を抜いてはいけません。
ここでも店員さんは「こいつ転売しないか」をしっかり見極める目をしています。
また、ここで特に気になったのは希望のモデルをすぐには聞いてこないということです。
ここで私が「デイトナください」と言うか「サブマリーナください」と言うか、はたまた「デイデイトください」と言うか分からないのにしっかり私のロレックストークを聞いてくれます。
数十分くらい話したでしょうか。
私は最初から希望のモデルなんか無いと思っていたので、さすがに営業妨害かと思い「帰ります」と言って退店しようとしました。
そこでやっと「ちなみに、お探しのモデルはなんでしょう」と声がかかりました。
「在庫があるか確認して参ります」えっ!?
「ちなみに、お探しのモデルはなんでしょう」
「いや、あるわけがないんですがサブマリーナなんですよね…」
「素材はお決まりですか?」
「ステンレスで」
「日付は必要ですか?」
「デイトで」
「在庫があるか探してきます」
「えっ?」
「在庫があるか探してきます」
「わかりました」
ここで「在庫裏に見てきますリーチ」がかかりました。
待つこと数分。
「ご用意がございますのでご覧になりますか?」
「えー!」
というのが今回の顛末です。
そうして本当に新型2020年モデルのサブマリーナが出てきました。
いくつかの考察
購入制限モデルが「在庫があるか確認します」というのは完全に方便だと思います。
だってそんな貴重なモデルがあるかないかなんて完全に把握しているでしょうから。
「発売して良いか上司確認」というのが実際のところでしょう。
また、途中「いまプロフェッショナルモデル売ったら定価以上で売れますもんね」と言ったらあからさまに店員さんの顔が曇りました。
それだけ転売への嫌悪感がしゃないであるのでしょう。
そして、本当に買える買えないは運だな、と思います。
通って通って買えないこともあるのに、今回はマラソンを休んでいてフラっと入った初めての店舗で買えたのですから。
でも、これが一番ハードルの高いデイトナとかなら違うのかも知れませんが。
おわりに
ということで、これにて私のロレックスマラソンは終わりを迎えました。
十数年の夢であったサブマリーナを買うことができたのです。
嬉しさで今も心が躍ります。
様々なプロフェッショナルモデルをお探しの方のご参考になれば幸いです。
いろんな要素はあるでしょうが、最後は運です。
諦めずに続けましょう。
みなさんも、よいロレックスライフを。
それでは。
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