ネット広告を何も知らなかった私が7記事だけのブログでGoogle AdSenseの審査に一発通過した話

ブログ運営

新しいことを始めると知らないことばかりで勉強になります。
今回、このブログを開設してGoogle AdSenseの審査も通過しました。
世の中にはGoogle AdSense審査に関して様々な情報が氾濫していますが、経験則に基づいた私の合格記を今回紹介します。

黙っていてもブログで金は生まれない

iPad Proを購入して、新しいことを始めてみようと思ったこの秋。
ブログでも始めりゃチャリンチャリンと生活の足しにできるのでは?
よっしゃー、バリバリ書いたるでー!

そう思ってレンタルサーバーとオリジナルドメインとWordPressを次々に導入して、喜び勇んでブログを開始した私。

好きなこと書いていっぱい人きたら広告収入でウハウハやでぇ〜

と考えていた私は、当時はアフェリエイトとGoogle AdSenseとの違いがわからないレベルでした。
なんか登録しなくてはいけないのか…?とりあえず片っ端から登録しておくか…
急にインターネットの海に放り投げられた私は、船出と共に遭難します。

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アフェリエイトとアドセンス

さて、やっとのことで調べ始めた私。
広告の種類をやっと知ることになります。

アフェリエイト

ブログで広告収入を得るのが全てアフェリエイトだと以前の私は勘違いしていました。
違うんですね。

ざっくり言うと、

  • アフェリエイトのサイトに登録
  • 個人に紹介して欲しい商品がある企業・商品をサイトから探して契約
  • バリバリの紹介記事を書く
  • ブログの読者が商品を買ったり資料請求などをする
  • めでたく広告収入が得られる

という流れだと認識しました。

長い。

広告収入得るまで長くないですか?

検索結果に氾濫する「試してみました!」「紹介します!」
のような記事は全てこの系統の記事です。

個人が「この商品の紹介ページを見て一人でも多く買ってもらえますように!」と思って作っています。

これね、ネット上でフリーランスの営業マンとして活動するようなもんですよ。

企業は成功報酬制かつ一切費用かけずに広告効果を期待できますし、収入を得ようとする個人はやろうと思えばいくらでもできますから、確かに収入は成果があったらあったぶんだけ青天井でしょう。

しかし、「ネットで稼ぐ」ということを「簡単に稼げる」というイメージでアピールして、情報商材屋などが死ぬほど活躍しているのがこの世界でもあります。

儲けるために金払うっていうのは何事か?とは思うのですが、儲けるために金を払う人間がいて、それで儲かる人間がいるなんてのは何十年も続く人の世であります。

まあ今の時代、知識やノウハウはネット上で金を払わずにいくらでも手に入りますから、それらに金を払ってしまっている時点でネットでジャブジャブ金儲け!なんて向いていないと個人的には思いますが。

ちなみに、いろんなサイトによくあるAmazon商品リンクや楽天商品リンクなんかもアフェリエイトの一部です。

アドセンス

Google AdSense、私は知りませんでした。

これはサイト上の広告の類、スクロールするとついてくる広告だとか、四角い「私の年収低すぎ…!?」的な広告、あれらのことです。

ざっくり言うと、

  • ブログを作成
  • Googleに申請、審査を受ける
  • 審査通過後、自分のブログに貼り付ける
  • ブログ内に差し込まれる広告を読者がクリック
  • クリック数に応じてめでたく広告収入を得られる

ということです。

アフェリエイトのように「これ買ってください!」というゴリゴリの営業スタイルではなく、ブログのコンテンツ自体を育てて、そこにあった広告をクリックしてもらったら収入をもらえますよというスタイルです。

昨今流行りの「調べてみました」系のブログもこの系統のものです。
「詳細についてはわかりませんでしたが、今後の活躍に期待ですね」のような、結果として何も得られるものがないじゃないか!というブログも、検索に引っかかって自分のサイトに来てもらってGoogle AdSenseの広告を見てもらってクリックしてもらえれば、もう、それで勝ちなわけです。

個人的には、昨今はコンテンツブロッカーもたくさんありますし、広告は広告とわかりますから敢えてそれをクリックする人なんているのか?と思っていたのですが、Google先生のビックデータに基づく巧妙な広告表示によって人はクリックをしてしまうんですよ。
そんなこと言っても私もクリックしたことありますし。
統計で言うとだいたい100人に1人がクリックをする傾向のようです。

自分のこと、自分の書いたことに興味を持ってもらって結果収入が得られるのなら、この方が私に向いているのでは。
そう思ってGoogle AdSenseを開始する決意をしました。
しかし私がその気でも、そうは問屋が卸さないのがまた難しいところです。

タダでは広告は貼り付けさせてくれない

さて、Google AdSenseを始めることを決めたはいいものの、開始するためにはGoogle先生の審査を通過しなければなりません。

これはAmazonのアフェリエイトであるAmazonアソシエイトでも一緒です。

しかしこれらの審査を受けるためにはいくつかエントリを作成してからでないと門前払いを受けると知りました。
そりゃそうです、白紙のブログに広告を出しても広告効果なんてありません。
Google先生やAmazon先生が「広告効果あり」と判断したサイトだけが広告掲載が許されるのです。

よし、そうと決まれば善は急げ、私は次々「オレ色」の記事を書いてゆきました。
ですがそれも間違いだったのです。

Google先生の求めるサイトでなければならない

求められるのは個人の魅力ではなく「広告効果」

私は、私の私による私のブログをバリバリ書いてゆきました。
調べたところによると、10記事くらい書くと審査の土俵に乗るというのが定石のようだったので、それを目掛けて一心不乱に書いてゆきました。

さてそろそろかな、と思い審査に向けてもう一度調べてゆくと衝撃の事実が。

それは

  • 日記や個人ブログのようなものはダメ
  • 読者がタメになる内容のものを書かないとダメ

というもの。

また、一つのテーマに特化したブログ「特化ブログ」が良いという情報も。

先ほどの「調べてみました」系サイトは「エンタメ特化サイト」という分類のようです。

つまりは、自己満足的なサイトは読者が少ないのでダメ、一人でも多くの人が来るような有益な情報を発信しているブログでないとGoogle先生は審査に通してくれないようなのです。

揃えておかなければならないページ

記事の内容だけでなく、必要なページがあるということも学びました。

  • プロフィール
  • プライバシーポリシー
  • 問い合わせフォーム

などなど。

これらはGoogle先生御自身が必要だとおっしゃっておられることですので、粛々と作成しましょう。
どんな人がやっているサイトかを明らかにして、サイトのポリシーを明示して、いつでも問い合わせができること。
これが求められるのです。

型にはまることから始めよう

仕事だとかスポーツだとかその他諸々全てそうですが、自己流でやるよりも、とりあえず最初は一定の型のとおりにやっていかないと基礎が身につきません。

Google先生が「ブログとはこのようにすべし」という型を教えてくださっていますので、そのようにしましょう。

審査に通過してしまえば割と自由にやって良いようなので、まずは型にはめることからです。

結局どんな感じで通過したのよ?

Googleが求めていない記事を消して書き直し

やっとここから私のやったことの話です。

Google先生がこれなら納得するだろなという記事を7つだけ書いて申請しました。
端的に言えば最近買ったiPad Proの使い方記事です。

このブログの最初から7つのエントリがそれです。
「オレ色」の記事は一度非公開にしました。

一つは購入記と軽いレビュー、残りはiPad Proの設定で自分が悩んで調べたことの備忘録を使い方紹介として記事にしたものです。

情報に踊らされず取捨選択

ネット上にはGoogle AdSenseに合格するためのハウツー記事が溢れています。
それらを全て鵜呑みにする必要はありません。

それらの私なりの考察をまとめてみます。

少なくとも10記事以上必要?

これはいろんなサイトで良く言われていることです。

少なくとも10記事以上、もしくは30記事以上

というものです。

「初心者は焦ってすぐに申請したがりますが、そこはグッとこらえて10記事書いてからにしましょう」というのがどこのサイトにも書いてあります。
ですが私は7記事で通過しました。

まずもってなぜ7記事で申請したのか。
それは、調べていく中で5記事前後でも通過している方が(2019年でも)思いのほかいたからです。
10記事以上というのはあくまでも予想であって、Googleの厳密な基準ではないのです。

まあ、あまり少なすぎるのも考えものですから、5ないし10記事あれば審査はしてくれると私は判断しました。

画像、外部リンク、アフェリエイトは貼らない方がいい?

これも全て信じる必要はないでしょう。

私も画像(iPad Proの設定画面のスクリーンショット)を貼った記事がありました。
画像がダメというよりも、著作権に配慮しないとダメということでしょう。

画像検索で引っかかった画像や芸能人の写真を闇雲に貼るのはいけないと思います。
何よりGoogleはそういった配慮をしたサイトを求めているのです。
少なくとも審査の時だけは危ない橋は渡らないようにするのがいいでしょう。

外部リンクもリンク先のサイトに対してGoogleはチェックするでしょうから、ややこしいので審査時にはリンクは貼らない方が吉です。
アフェリエイトもまた然り、ということで。

見出し、メニューを作らなくてはいけない?

これは作らないといけないとかそれ以前に、純粋にあった方が見やすいと私は思うので最初から作っていました。

見やすさ、ユーザビリティの問題です。

結果としてそういった見やすいページをGoogleも求めているでしょうから、作らない手はないです。

記事以外に必要なページは?

これもいろんな情報がありますが、私が実践したのはざっくり次の通り。

  • プロフィール
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせフォーム

サイトマップがあった方がよいとか色々情報は氾濫していますが、私が作ったのはこれだけです。

これらがなくても通過したという情報はありますが、この3つはGoogleが必要であると謳っていますので作りました。

その他注意した点は?

下線や太字を活用しましょう、という情報がありました。
それまでは全く文字修飾をしていなかったのですが、見やすさ、ユーザビリティの点から見ると確かに真っ黒のサイトよりはその方がよいです。

申請前にざっくりと文字修飾をしておきました。

文字数は1000文字以上で、という情報もあります。
ですが書いていれば1000文字なんてすぐ行きますので、ここは気にしなくても大丈夫でしょう。

特に意識したのは優等生的記事

様々な情報がある中で私が理解したのは

結局はコンテンツ力

ということです。

それは面白い記事がたくさん並んでいるということではなく、毒にも薬にもならないが必要十分の情報量の記事が並んでいるということです。

商品の使い方やレビューというのは、その商品を使う人が必要としている記事であり検索してもらいやすい記事です。
Googleはそういったものを求めているだろうなと考え、記事を書きました。

見栄えやタイトルの付け方よりもGoogleの求めているコンテンツを書くことを意識したのです。

申請からおおよそ20時間で審査通過

そのような形でええい、とGoogle AdSenseの申請をしましたが、翌日にあっさりと通過しました。
事前情報に踊らされていたので自信は無かったですが、拍子抜けするくらいあっさり通過しました。

天下のGoogle先生に認めてもらえるのは案外嬉しいものです。

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まとめ

こうすれば通過する!とかこうしなければならない!といった情報が氾濫していますが、必要十分な体裁を整えておけば後は中身のコンテンツの問題です。

文章は破綻していないか否か、記事内に情報があるか否かなどの点を気にしておけばハードルは思いのほか高くないはずです。

もし、GoogleAdobe審査につまずいている方がいらっしゃれば参考になれば幸いです。

それでは。

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